アマチュア張り師のテニスな日々

寄る年波には勝てぬ❔❕技術半分と道具の力で上達目指す❕

【ダイナミックなパワーが自慢】キルシュバウム プロラインエボリューション(DTB) インプレ

こんにちは

 

今回は今現在張ってある  キルシュバウム プロラインエボリューション(DTB) のインプレをしたいと思います。

 

キルシュバウムは1987年創業のドイツのストリングメーカーです。

キルシュバウムと言えば 1995年発売で今日でもこのストリングに拘りがある方が多くいるぐらいのベストセラーストリングで スーパースマッシュというキルシュバウムの代名詞と言う程のストリングが有ります。

ゲージ径も0.025mm単位でゲージの種類が分かれていて その精密さを誇る技術力をアピールしている様ですね。

今では馴染みが薄いストリングメーカーの様な扱いですが かつてはルキシロンと人気を分け合っていたと言われるぐらいの老舗メーカーです。

ちなみにキルシュバウムとはドイツ語で【桜】という意味の様なので キルシュバウムのトレードマークはさくらんぼ】になっています。

f:id:basstennis:20200811214447j:plain
 

それでは プロラインエボリューション(DTB のインプレに入りたいと思います。

 

 

プロラインエボリューション(DTBについて

f:id:basstennis:20200809185734j:plain

 商品説明より

ドイツテニス連盟(DTB)との共同開発により生まれたトーナメントモデル。

ダイナミックなパワーを加える事で、より強力なボールが打ち込める。

パワーヒッターなど競技志向者向けではあるが、ストリングは柔らかく打感と反発性が素晴らしいので、中級レベルのプレーヤーにもお勧めのモデル。

とあります。

 

このプロラインエボリューション 日本ではもう一つの名前が使われていて ドイツテニス連盟の略語DTBという製品名で販売されています。

ドイツテニス連盟との共同開発という事からそのまんまDTBとは…ネーミングセンスが無いですね😅

 

プロラインエボリューションはキルシュバウムのこれまたベストセラーのプロラインシリーズとしてドイツテニス連盟と共同開発した競技者向けの〈イチオシストリング〉である事が伺えられます。

なのでゲージ径も絞られた1種類の1.25mmのみです。

他のストリングメーカーに無い珍しさですが それ程のストリングという事でしょうか?

 

張ってみた 

ピュアアエロVSに 48x46ポンドで張りました。

f:id:basstennis:20200812122843j:plain

張っていて伸びは若干あるものの 普通のポリといった感じです。

 

推測してみた

このストリングは数年前自分自身で厳選したストリングの1つで 柔らかさとパワーといった点の良さで一度試してみた事があります。

その当時は競技者志向という点はあまり気にせずに使ったと思います。

その時はナイロンとのハイブリッドで張り 柔らかさと弾きの良さを実感する事が出来 とても良いストリングだなと気に入りました😁

今回はポリxポリで張る為 どの様な変化があるのでしょうか?…ではいざコートへ!

 

打ってみた

打感

ハイブリッドの時と比べると柔らかさはそれ程無いです。

しかし硬いという訳ではないのですが 芯を外すと手に衝撃が来ます。

少しホールド感が有るモッチリ系なので重みを感じますが しっかり振り切っていればさほど硬さを感じられないので 打ち方次第だとは思います。

 

反発

反発もしっかり振り切ってこそスピードが出せるといった条件付きですね。

振れば振る程スピードが乗る様に思える反面 振りが弱いと思ったように飛びません。

ナイロンとのハイブリッドでは もっと楽にスピード・パワーを実感出来たので 私の場合ポリxポリで張る場合はもう少しテンションを落とすと良いのかな?と思いました。

振動止めをバータイプとワンポイントタイプを付け替えても反発感が結構変わってくるので 好みに合わせて調整が可能なストリングだと思います。 

 

スピン・ホールド・コントロール

スピン性能はそれ程掛かりが良いという感じではないですが 普通に掛かります。

これも私の場合テンションを少し落とすか クロスのテンションをもう少し落とすといった張り方を工夫すればもう少し良くなるのかな?と思いました。

ホールド感は先程書いた様に重みを感じるぐらいは有るので 多少掴んで弾くといったストリングの様に思えます。

 強く振るとコントロールが付きにくくなるので やはりテンションを落として楽にコントロールショットを打つ事がBESTですが このストリングの良さを引き出せませんね😅

私の場合技術もそこそこなのでテンションを落として楽に打ち ホールド感も出しつつコントロールを付けていける打ち方が出来るセッティングが良いのかなと思いました。

 

サーブ・ボレー・スライス

フラット系のサーブは速さを実感出来ますが 前回試したツアーポリやサンダーストームに比べるとスピン系はそれ程でもない様に思えます。

なのでスライスの切れも普通といった感じです。

ボレーは少し弾き過ぎる様に思えますが ストップボレー等は丁度良い距離感で落とせます。

柔らかいスライスやボレー等は良さが出ます!

 

テンション維持

テンション維持ですが現在 -6.6ポンド・16時間  とまずまずのテンション維持です。

(最終的にテンション降下時間は -7.6ポンド・26時間 でした。)

テンション維持が悪いハイブリッドでも20時間を超えたので 今回もテンション維持に関しては良い結果が出そうな気がします。

 

 類似品

ヘッド ソニックプロ

柔らかさはソニックプロの方が若干柔らかいと思いますが 多少のホールド感で振れば弾きの良さを感じられる点は似ていると思います。 

f:id:basstennis:20200821205251j:plain

 

紹介

このストリングは打つ人のスイングスピードやラケットの条件により性能が変わってくる様に思えます。

このストリングの性能を最大限発揮させるにはやはりハードヒッター向けなのかな?と思いますが 張り方を変えたり色々工夫すればこのストリングの性能が出せると思います。

『色んな面を見せてくれる変わったストリング』と思っているのは私だけでしょうか?

振れば振る程スピードとパワーが出る プロラインエボリューション(DTB 是非お試しください! 

 

カラーはブルー。

ゲージは厳選の1.25mm1種類。ドイツ製です。

それではまたよろしくお願いします!