こんにちは
前回のモノマルチフィラメント編part1に引き続き part2を紹介します。
ウィルソン センセーション
カタログより
均一性と耐久性の高い、デュポン社製の高品質 フィラメントをウェットラップ製法により生成し た、ソフトフィーリング&高反発性能ストリング。
とあります。
カタログにはモノフィラメントと書いてありましたが中はマルチフィラメントです。
アウターがモノフィラメントなのかも?モノマルチに分類させて頂きます。
表面に硬いコーティングが施されていてマルチにしては硬めです。
その為かモノフィラメントの様な反発があり弾きは良かったです。
やはり打感としてはモノとマルチの中間ぐらいだなと感じました。
テンション維持も硬さがある為か良い方だと思います。
カラーはナチュラルの1色。
ゲージは1.25mm・1.30mm・1.35mmの3種類 中国製
テクニファイバー マルチフィール
マルチフィラメントでは定評のあるテクニファイバーは XR1やXR3のようにモノフィラメントをコアにしているガットが多いですね。
マルチフィールも同じ構造でモノとマルチの中間の打感にしているのかなと思いました。
弾くガットだと思うのですが 振動止めの種類を変えると弾き方が変わってきます。
テンションを高めに張った方がスピードは出ると思います。
私はテンションの落ち具合によって振動止めの種類を ワンポイントタイプやバータイプに着け変えて『バイ〰ン』と振動が出ない様にしています。
実際振動止めを付けるとテンションが少し高くなり 振動を抑える事で弾きも良くなると思います。
ボレー等のタッチプレーは良いのですが ホールド感が少ないのか ボールが上がりずらかったです。
なのであえてスピンを掛けるように打ってみた所 マルチでは珍しく掛かりが良かったです。
スピンはヨネックスのレクシスもよく掛かりましたね。
ウィルソンのセンセーションやソリンコのXナチュラルのようにスピードが出て攻撃性が上がるガットだと思いました。
このガットも張る時に凄く伸びるガットでした
なのでテンション維持は良くないかなと予測できます。
カラーはホワイト・ブラック・ブルー・ピンクの4色。
ゲージは1.25mm・1.30mm・1.35mmの3種類 フランス製
ヘッド FXP
ヘッドのナイロンはどちらかというとマイナーですね。
代表作が出てきません😅 がこのFXP意外に良かった‼
カタログより
3本の「ファイバージェル」を挿入したナイロン・コアに独自のフィラメントを巻きつけた構造。しっかりとした打感とタッチを生むコントロール・ストリング。 独自のトライクラスター・ファイバー・ジェルにより、このマルチフィラメントFXPストリングは、トーナメントやクラブ・プレーヤーに、ボールのスイートスポット感覚と呼ばれる、しっかりとした感触を与えます。秘密はトライクラスター・ファイバー・ジェルと、ストリングの断面のいわゆる3つのジェルアイランドにあります。FXPの場合、このファイバー・ジェルはストリングのコアにまとめられ、その結果ソフトな感触と全体的に強化された打感と快適性をもたらします(少なくともパワー・マルチフィラメント・ストリングとしては)
とあります。
3本のファイバージェルがコアになっている様ですが その周りはマルチにはなっていないようです。
パッケージにはマルチフィラメントと書いてありますが なんかモノフィラメントみたいですね。
ポリストリングのルキシロン エレメントの様に 内部に材質の違う樹脂をコアに使用しているモノマルチの様な構造なんですかね?
腰のある硬めのガットで 張った感じは表面がツルツルで張りやすかったです。
この表面の滑りの良さで スピンは今までのナイロンではNO.1!
早いスイングでも撓みすぎずに反発は良く サーブもスピードが出ます。
スライスの滑りも良かったです。
硬めですがナイロンらしい柔らかさはあり 打感は柔らかいポリといった感じです!
表面の滑りの良さと硬さ そして特殊なコアが弾きと柔らかさを出しているのでしょうか?
硬めのナイロンが好きな方には良いと思います。
このガットを張った方が気に入ってしまい 今までウィルソンのセンセーションを張っていたのですが FXPに鞍替えした程です。
私もナイロンの中では一番良い感触でしたね😁
カラーはナチュラルの1色。
ゲージは1.25mm・1.30mmの2種類 なんと日本製です!
各メーカー ガットの種類によって製造国が違うんですね。
追記…1.30mmも試打してみましたが しっかり振った時に限り凄いスピードとパワーを感じました。
逆に振りが弱いと飛ばないといった感じです。
1.25mmはスピン性が良かったのですが 1.30mmは普通のナイロンぐらいのスピン性で これと言ってスピンについて語る事はありません。
ゴーセン AKコントロール
このガットはゴーセン独自の海島型という 沢山のモノフィラメントを海に浮かぶ島に例えてこう呼んでいるそうです。
構造としてはモノでもマルチでもない別の構造の様ですが 一応このモノマルチの中に入れさせて頂きます。
AKコントロールはモノフィラメントが19本入っています。
バボラのM7みたいなものでしょうか?
私がテニスを始めて最初にショップで張ってもらったガットが このゴーセンのAKコントロールの1.24mmでした。
当時何故このガットを選んだのか分かりませんが コントロールと書いてあったので選んだのかも知れません。
飛びも打感も良かった事が当時の私のコメントに書かれていました。
実際はあまり記憶にありません…😅
ナイロンで細かったので直ぐに切ってしまった記憶があります。
カラーはホワイトの1色。
ゲージは1.24mm・1.30mmの2種類 日本製
シグナムプロ ファイバーコア
シグナムプロフリークの私としては ナイロンですが新しく発売されたので気になって 使う予定も無いのに購入してしまいました…😅
マイクロナイトはあまり良い印象はなかったですが ポリウレタンコーティングがしてあるのに価格も安めだし 黒っぽいシルバーでカッコいいので 良いガットだと期待して今後使用した時にまたインプレ上げたいと思います!
アウターはモノフィラメントみたいですね。
シルバーカラーで1.30mmの1種類です。
製造国の記入がなかった?ですが台湾製のガットに塗ってあるオイルと同じような独特の匂いがしました。という事は…🤔
後日使用してみましたが 張った感じはコンフォートシンセティックに凄く似ていました。
しかし打感は少し硬めで飛び出しが早く 反発が凄く良かったです!
反発系のラケットだと収まりきらないかもしれません。
ヘッド FXPパワー
商品説明より
デュポン社製の弾力性に優れたファイバーをコア に使用し、その周りを独自構造のフィラメントで ラップすることでソフトなフィーリングとパワー を発揮します。
特別使用 ””トライクラスター”ファイバージェルフィラメント製ラップ
とあります。
このガットはFXPを気に入った方が娘の為に購入したガットですが パワーと書いてあったので選んだようです。
表面はFXP同様ツルツルで硬質感がある極め細やかな感じです。
FXPと違って内部がマルチフィラメントになっていますが アウター部はモノフィラメントみたいです。
こういった構造は弾きとホールドの両立した打感になっているのですが ファイバージェルフィラメントを使用しているなど どんな感じになるかは打ってみないとわからない といった感じです。
既にヘッドのラインナップには入っていないようです。
このストリングは表面の硬さと滑りやすさ 内部はマルチ構造の為 張っている時に滑るし そしてもの凄く伸びます。
ブリオ125は表面が柔らかく腰がないので潰れてしまい 滑ってしまうため張っている時にクランプをもう一つ追加して滑らない様にして張っていますが このガットも同じくクランプを追加しないと滑ってしまいます。
クランプ力も強めにしないと滑ってダメでした😅
カラーはナチュラルの1色。
ゲージは1.24mm・1.30mmの2種類 このガットも日本製です
ゴーセン AK PRO
商品説明より
独自の海島構造を採用し、反発性・コントロール性など、トータルバランスに優れた人気モデル。
ナイロンですが張っていてツルツルしていて絡みつく事がなかったです。
腰があってなかなか折り曲がらず折り目が着かない所が良いと思いました。
滑りが良さそうなのでナイロンでは珍しくスピン性も良いかと思いました。
また耐久性もナイロンにしては良さそうです。
張り上りも見た目はポリみたいでした。
何となくヘッドのFXPに似ている感じがしました。
カラーはナチュラル・ブラックの2色。
ゲージは1.22mm・1.31mmの2種類 日本製です 。
人に張ったナイロンガット集~モノマルチフィラメント編はこれで終了です。次回はマルチフィラメントを紹介します。