こんにちは
今回は現在張っている ルキシロン オリジナル のインプレをしたいと思います。
ルキシロンと言えばアルパワー・4G・エレメントが多くのプロの選手に使用されていて有名なストリングなのですが 今回のオリジナルもプロの選手も使用しているストリングです。
しかし先に書いた3種類は値段が高くても試してみたいと思うストリングなのですが なかなかオリジナルを試そうと迄は考えつかないですね😅
私だけでしょうか…
このオリジナルは以前ガット詰め合わせの中に入っていたストリングです。
1.30mmのオリジナルだけを購入する事はこの先ないだろうな思っていたのでラッキーでした!
それでは ルキシロン オリジナル のインプレに入りたいと思います。
ルキシロン オリジナル について
商品説明より
[POWER + SPEED + TOTAL BALANCE]ルキシロンで最も歴史のあるポリストリングで、全ての性能の総合力が高い、グランドストローカーに愛されるモデル。ダビド・フェレール、ビクトル・トロイツキ、そして2016 年からあの選手も使用。
とあります。
発売は1991年とアルパワーよりも古く未だにラインナップに並んでいる程根強い人気があるストリングです。
このオリジナルから、ポリと異素材を高品質で融合させる技術 皆さんもお馴染みの「ビッグバンガーテクノロジー」を開発した様です。
オリジナルはポリ・エーテル・エーテルとフローロ・カーボンの組み合わせになっています。
ちなみにアルパワーはポリ・エーテル・エーテルとアルミファイバーの組み合わせです。
性能表で見ると打感とストリングパワーはど真ん中に配置されています。
まさにルキシロンの基準になっている様なストリングです。
カラーもシックなナチュラル色でゲージは硬派な?1.30mm1種類となっています。
実はまだルキシロンが現在の様に有名ではなかった時に これもまた当時無名の選手であったブラジルのグスタボ・クエルテンが1997年の全仏で優勝を果たした時のストリングがこのオリジナルでした。
速度の速いアングルショットで強さを見せていたグエルテンのショットに 『ルキシロンショット』という異名が付き このストリングでなければ勝てないと一気にプロ選手にルキシロンが広まった様です。
これを知ると とても打ってみたくなるストリングになってきました😲
ルキシロンが有名になったストリングですから 未だに使用率が高いのが分かりますね。
他の使用選手はリシャール・ガスケ フェリシアーノ・ロペス ダビド・ナルバンディアン ダビド・フェレール トミー・ロブレド ニコラス・アルマグロ ビクトル・トロイツキ そして2003年全仏覇者 元世界ランキング1位のファン・カルロス・フェレーロも使用していた様です。
クレーコート巧者に好まれているストリングの様ですね。
ナダルもスポンサーの関係で使用出来なかったと何かの記事で読んだ事があります。
”そして2016 年からあの選手も使用”とはナダルの事だったのでしょうか?
オリジナルを使用していた選手は既に引退した選手が多い事から かつてはアルパワーと人気を二分していた事でしょう🤔
張ってみた
プレステージS に45ポンドで張りました。
シンプルなナチュラルカラーで綺麗ですね。
ゲージ径が1.30mmだったので 最初の印象では硬そうで張っていて伸びる事は無いだろうと思っていましたが 意外に柔らかいストリングだった様で伸びがありました。
表面は硬そうで腰が有り張りが有る感じなんですが 直ぐに折れ曲がってしまうので注意が必要です!
エレメントよりもっと簡単に折れ曲がってしまうので気を使うポリです😅
推測してみた
性能表から見るとエレメントに近いのかな?と思っているのですが ラケットの硬さは違いますがエレメントの後に張るので何か違いが分かるかなと思っています。
柔らかめで反発を抑えた感じかな?と思っているのですが…しかしエレメントは思ったより反発性は良かったです。
打ってみた
打感
柔らかいのですがエレメントの様な軽さはありません。
『もちッ』として音も『ボコッ』と言う感じです。
打っているとボヨーンとした打感でこれまたナイロンの様な打感です。
柔らかくて打感はナイロンの様な所はエレメントに似ていますね。
昔のストリングは硬い物だと思っていたので この柔らかさには驚きです!
反発
柔らかいプレステージに張ったのですがホールドして弾かないという事は余り感じられませんでした。
飛ばすことに関してはエレメントより飛びが良いのでしなるラケットでも飛ばしてくれるのだと思います。
しかし速いボールを打とうと思うとパワーが必要な感じがします。
1.30mmと言う所が関係しているのでしょうか?
私のスイングでは殆どが普通の打球になってしまいました😅
無理に力が入ってしまうとアウトが多くなってしまうので最初から振動止めは外しておきました。
若干エレメントとは違って使いづらさは感じました。
バウンド後のボールの伸びはエレメントと同じ感じで予想以上に有る様ですが…常にこの打ち方が出来ればいいのですがね💦
スピン・ホールド・コントロール
ルキシロンショットのスピン性を期待してみましたが至って普通ぐらいだと思うのですが 打つ人が打てば当時としては凄いスピンボールが打てたのだと思います。
ホールド性に関してはエレメント迄は行かなくとも十分に撓む感じがします。
コントロールはエレメントより変に弾いてしまい私の技術不足もありコントロールしづらかったです。
しかしポリストリング創世記にこれだけのストリングを作ったのですから 当時としては画期的なストリングだったと思います!
だからこのオリジナルは未だ使い続けるプロ選手がいるのでしょう。
サーブ・ボレー・スライス
サーブに関してはそこそこのスピードしか出せませんでした。
抜けて行ってしまうフラットよりスピンを掛けて落としていく方が安定しています。
ボレーはホールド性が有る為 エレメント同様ボールの勢いを無くせます👍
テンション維持
テンション維持ですが今現在 -6ポンド・5時間 と落ち方が凄いですね。
テンション性に関しては昔のストリングの感じが出ています。
実は初日だけで5ポンドも落ちていて 今回書いたインプレは初日の感想です。
2日目には既に印象が違っていて 反発性が落ちてきたので振動止めを付け直して反発を良くしたぐらいです。
ボレーは外した方が良いのですがね…
打感の変化が大きいのはしょうがない事ですね。
(最終的にテンション降下時間は -7.7ポンド・13時間 でした。
エレメントの様にダラダラ落ちて行くかと思いきや 短期間で落ちきりました。
しかし使用していくにつれて 徐々に反発性とスピン性が良くなってきた様に思えました。
最後は最初に比べると明らかに硬さが出てきたので この硬さによる反発とスピンの掛かり具合なのかな?と思いました。
兎に角使う度に打感の変化を感じたので つかみどころが無いストリングの様に思えました。
昔のストリングなのでテンション維持に関してはしょうがない事ですね。
面の安定性が無いのか私にはどうしてもコントロールが付けづらかったです。)
類似品
ルキシロン エレメント
イソスピード プロフェッショナルクラシック
前回使用したエレメントと柔らかさホールド感が似ているのでどうしても比較の対象にしてしまいますが 反発性や力が必要な軽くはない打感 勿論テンション維持など細かく分析すると若干違います。
しかし私としてはどうしてもエレメントの原型の様な気がしています。
使用していくうちに反発が落ちてくる所はプロフェッショナルクラシックにも似ています。
紹介
今あるルキシロンのストリングの元になっていると言っても過言ではないまさしくその名もオリジナル。
柔らかさとホールド感は30年以上前のストリングとは思えないぐらいです。
全ての面で少し雑味を感じますがこのオリジナルを元に変化して行っている様に思えるぐらいです。
エレメントなんか正にオリジナルの進化系の様な感じがします。
ルキシロン オリジナル 皆さん是非一度はお試ししてみてはいかがでしょうか!
カラーはナチュラル。
ゲージは1.30mmの1種類 ベルギー製です。
それではまたよろしくお願いします!