こんにちは
皆さんラケットを選ぶ時にラケットのフレックスを意識して選んでいるでしょうか?
私はラケットの硬さを表す数値でRA値というものが有るという事は知っていたのですが 今までRA値でラケットを選んだ事は一度も有りません 😅
何故かと言うと ただ単に自分の使ってみたいと思うラケットを選んでいたからです。
私と一緒の意見の方も多いのではないでしょうか?
今まで好き勝手にラケットを選んできて何を今更フレックスの重要性に気づいたかと言うと ここ最近プロスタッフRF97が使いづらくなってきた事が発端でした。
プロスタッフRF97は重量が340gも有る重いラケットです。
歳を重ねたおっさんには少々重たいラケットになってきたな と一年ぐらい前から薄々感じていたのですが 最近この重いラケットを振ろうと無理に力を入れてしまって安定感は無くなるは スイングスピードも落ちてきて棒玉が多いは😂でプロスタッフRF97を使っていて良い感触が少なくなってきてしまいました。
しかし重さとは別にプロスタッフRF97は使い始めた頃から何か硬さを感じられていたのですが 私のラケットに対する先入観でラウンド形状は硬い ボックス形状は柔らかいとずっと思っていました。
なのでボックス形状であるプロスタッフRF97は柔らかいラケットだと勝手に思い込んでいました。
柔らかいと思っていたラケットが硬いはずがないと単純に重さが影響しているのだろうと自分を納得させていた所があります。
ラケットのRA値
ネットでたまたま見つけたラケットのフレックスに付いて書かれてあるサイトで プロスタッフRF97のRA値を恥ずかしながら始めて知る事になりました😅
なんとボックス形状のプロスタッフがRA値が高めだという事を知りとても驚きました😲
RA値が68以上でやや硬い~硬い 64以下でやや柔らかい~柔らかいといったフレックスになるようです。
RA値に関してはテニスナビさんを参考にさせて頂きました。
315gのプロスタッフ97CVでRA66とフレックス的には普通の硬さです。
同じプロスタッフでもRF97はRA68と硬いラケットに近い数値です。
ちなみに私の使ったラケットで一番硬いなと感じたラケットはピュアアエロ2016でした。
当時自分では硬すぎて合わないと感じたので早々と手放したラケットでした。
ピュアアエロ2016のRA値は載っていなかったのですがその後継機のピュアアエロ2019はRA69なので 如何にプロスタッフRF97が硬いのか分かると思います。
形状とフレックスの関係
ピュアアエロはラウンド形状なので剛性が有り硬いラケットだという事は分かりますが プロスタッフRF97はボックス形状でも硬いという事は ラケットのフレックスは形状の違いではなく材質や製法により変わってくるのだという事が分かりました。
勿論形状的にはラウンド形状の方が硬いラケットの方が多いと思いますが グラフィン360 エクストリームMP Aの様にラウンド形状フレーム厚さ26mmのラケットでもRA63という柔らか目のラケットも有ります。
なので形状とフレックスはあまり関係ない と言う事になります。
ちなみにバボラのカタログにはRA値が記載されてあるのですが 私の持っているピュアアエロVSとピュアアエロ2016はなんとRA値が同じなんです。
私的にはスロート部の形状は違うものの 面はピュアストライクVSと同じボックス形状なので多少剛性は高いものの柔らかいラケットだと思い購入に至った経緯があります。
…驚きとショックが隠せません😖
実際に打ってみるとたしかに硬さは感じられますが なんとRA72ととても硬いラケットの数値になってます。
ストリングが張ってない状態でRA値を計測するとストリングを張ってある状態で計測するより高めに出るようです。
柔らかいラケットの性質
柔らかいラケットはしなる為反発は抑えられてしまいますが ボールとラケットの接触時間が長くなる為コントロール性が上がる様です。
反発が抑えられている為コートへの収まりが良くなり あまり気にする事なく思い切ったスイングをして攻めて行ける分気持ち的には楽になります。
タッチプレーも良さそうです。
スピンに関してはラケットがしなってしまう分 無理にスピンを掛けに行くと面がぶれてしまう為 あえてスピンを掛けて打つよりは自然なスイング軌道でラケットのしなりでスピンを掛ける打ち方が効果が出る様です。
面ブレを防ぐ為に18x20といった細かいストリングパターンにしたり クロスストリングのピッチが細かくなっている16x20のストリングパターンにしたり ストリングを太くしたりあまりストリングが動かない面が良さそうなのですが 反発性が悪くなるので厚みが太いラケットを選ぶと良いとされます。
ストリングに関しては硬いストリングやテンションを上げて面ブレを防ぐと良さそうなのですが 反発性の問題でストリングを柔らかくする事で対応も出来ます。
また面ブレを抑える為にラケット面の3時・9時の位置に数グラムの重りを張る方法もある様ですが ヘッドが重くなってしまう為張り過ぎない様注意が必要です。
ストリングに関してはプレースタイルや好みの問題になってくると思うので色々と試してみると良いかなと思います。
私が所持しているクラッシュ98はRA55とウッドラケットと同じぐらいのしなりとラウンド形状の様に面の安定性がある理想のラケットとなっています。
硬いラケットの性質
硬いラケットはしなりが無く反発が良くなり ボールの飛び出しが早くなる半面コントロールが付けづらくなる様です。
反発性が非常に良いのですが コントロール性は落ちる為アウトボールに気を使いながら打たなくてはいけなくなるので 上級者なら別でしょうが私の場合思い切ったスイングがあまり出来なくなってきます😅
プロスタッフRF97が丁度この様な感じだったんだろうと思います。
なので基本スピンを掛けて打っているのですが 柔らかいラケットとは違いしならない為ストリングのスナップバックによるスピンの掛け方になりますね。
しなりが無く面ブレがし難い為 ラケット面のサイズもストリングが動きやすい100インチなどの大きめのサイズが良いかと思います。
ストリングパターンも16x19でクロスのピッチが広めのラケットを選ぶとスピン性が良いと思います。
反発が良い為弾くボレーには最適ですね!
しかしやはり硬さが気になってしまうという方は ストリングを柔らかくしたりテンションを落としたりする事で対応出来ると思いますが反発性が上がってしまう為にスピンを掛けて打っていくか?抑えて打っていくか?プレースタイルや好みによると思います。
硬くて知れ渡っているウルトラ100V3.0はRA73です。
しかしウルトラはクラッシュゾーンにより柔らかさとスイートスポットが広くなる様に硬さ軽減の為の設計されています。
自分が使用してみて感じた事
私の場合プロスタッフRF97は重いという事と硬いという事でこの歳では少々辛くなってきましたが 前回ポリツアースピンGといった硬く反発が良いストリングを使用した為に3重苦と重なってしまい特にしんどく感じました。
しかしその前に試したポリツアースピンをテンションを落として張った時は 逆にとても良い感触でした。
なので私には硬いラケットには柔らかいストリングもしくはテンションをグッと落として張る事で対応出来ると感じています。
最近プロスタッフRF97とピュアストライクVSツアーと交互に使っていて ピュアストライクVSツアーを使っている時は柔らかさを感じ 少し硬さが有るストリングでもあまりストレスなく打て 少し硬さが有った方が反発性も良い為気持ち良さをも感じます。
ハイパーGやポリツアーファイアーがあまり硬さを感じなかった理由が分かったような気がします。
私の場合 柔らかいラケットには硬いストリングが合っている様に思えます。
ピュアストライクVSにはフレックスカーボンという素材が使われている為に バボラで一番柔らかい機種のピュアストライクの中でもさらに柔らかいラケットになっています(RA65)
今回の件でフレックスに付いて書かれている方のサイトを拝見させて頂いて 色々と勉強させて頂きました。
せっかくストリングのインプレを上げているので 今後はそのラケットに合うストリングやそのラケットに合うセッティングなど伝えていけたら良いなと思っています。
今までの事をよく思いだしてみると良い印象が得られなかったストリングはラケットとの相性やセッティングが悪かったと何か分かる気がします。
今までラケットはラウンド・ボックスぐらいしか気にせず ストリングで何とかなると思っていた自分が恥ずかしく思えます。
自分に合ったラケットを選ぶ事によりテニスの上達に影響が出てくると思います。
プレースタイルや好みで同じラケットでも選択するストリングは違ってきて 勿論その様な方法でも適切なセッティングは出来ると思います。
しかしやはりベースとなるラケットにおいてフレックスはラケット選びにおいてとても重要なファクターだと思います。
それではまたよろしくお願いします!