こんにちは
今回は現在張っている キルシュバウム スパイキーシャーク125xキルシュバウム スーパースマッシュオレンジ123 のインプレをしたいと思います。
ここ最近は多角形ストリングを紹介してきました。
今回は多角形なのですが突起が付いている歯車の様な形をした変わったストリングを試してみようと思います。
しかし各メーカー スピンガットの可能性を広げるような変わったストリングの開発に余念がないですね。
他社より良いもので勝負するといった意欲が感じられます👏
このスパイキーシャークは購入したのは結構前の事でその時はナイロンとのハイブリッドで張って残り半分はそのまま残っていました。
今回は同じキルシュバウムでのポリハイブリッドで張ってみます。
それでは キルシュバウム スパイキーシャークxキルシュバウム スーパースマッシュオレンジ のインプレに入りたいと思います。
キルシュバウム スパイキーシャークについて
商品説明より
独特な斜め溝加工(ダイアゴナル・ストラクチュア)で世界のトップ・プレーヤーたちに支持されてきた代表モデルのスパイキー(Spiky)の実績を基に、更に発展させたスピン系ストリングのニューモデル。
このストリングは八角形状(オクタゴン・プロファイル)をしており、さらに独自の表面加工処理技術によって八角形状の各先端部を「鮫の歯」のように鋭く仕上げることに成功した画期的なモデルである(US Patent No. 6117383)。
その驚異的なボールの回転性能は他に類を見ることができないほどであり、更にこの形状により、ストリングのズレが非常に少なくなるので、回転性能ばかりでなく加速性も加わり、特にゲームにおいてボールのスピードと回転性を重視するプレーヤーには是非ともお薦めしたい。
抜群のスピン性能を誇り、技術系プレーヤーには強力な武器となる。 ストリングの「目ズレ」も抑えてくれる。
打球感はあくまでもシャープでソフト。対象はトーナメントから一般プレーヤーまで幅広い。
とあります。
2009年発売の8角形ですが突起が付いた変わったストリングです。
現在では廃番になっていますが あのスーパースマッシュの姉妹品であるスパイキーがベースになっている様ですね。
8角形を尖らせた形状でパテントを取っていて他メーカーには無いストリングとなっています。
しかし写真の断面形状はグチャグチャですね。
まあこの太さで綺麗な形状で作る事が難しいのでしょうね。
他のメーカーの多角形ストリングでも形状が整っていないストリングも有ります。
発売は結構前のストリングになりますがキルシュバウムと言うメーカーは老舗メーカーでありながらルキシロンなどとは違いその名前を知らない方も多いです😂
私の中では渋いメーカーと言う感じがしてキルシュバウムのストリングには非常に興味を惹かれます😁
勿論性能も良いのですがそれを度外視しても好きなメーカーですね👍
張ってみた
ピュアストライクVSツアー に46ポンドで張りました。
触った感じはそんなに尖った感じはしませんでした。
最近ずっと多角形ストリングを張っているのでそれと比べれば丸形状のストリングに思えてしまいます。
RPMブラストもそうなのですが8角形状はこの太さでは丸にしか感じませんね。
しかし8角形状の角が滑りを良くしている事は間違いありません。
このスパイキーシャークは小さな突起が縦に筋が付いている感じで見て取れます。
その突起をを指で撫でてみると『ザラッ』という感触が有ります。
この突起が滑りを良くしているのだと思います。
しかしスパイキーシャークが発売された2009年にどれだけの多角形ストリングが有ったのでしょうか?
多分そんなに無かったのではないかと思うのですが…そんな時代に発売されたこのスパイキーシャークは当時では画期的な商品であったのではないでしょうか。
しかし張っていても伸びがないストリングですね。
多分硬いと思います…スーパースマッシュオレンジも伸びないストリングなので硬いんでしょうね。
推測してみた
RPMブラストと同じ8角形なのでスナップバックによるスピンが期待出来そうです。
細かい突起がどう影響してくるのか楽しみです!
でも硬そうです…😅
果たしてどうでしょう?…いざコートへ!
打ってみた
打感
打ってみて第一印象はやはり硬い!
以前ナイロンとのハイブリッドにした時も硬いなと思っていたのですが…
クロスも少し硬めのスーパースマッシュオレンジという事もあるので予想どうりです。
まだ張りたての感想なので硬くても打てるのでよいのですが 2週目がどうなっているのか怖いです😖
反発
楽に打とうとしても飛びません。
一生懸命打ちに行ってようやく反発の良さが出て来ます。
低い鋭い弾道が特長です。
飛びはもちろん抑え気味なので収まりは良いですが打ちに行かないと良さが出ない所がちょっと辛いですね。
前回の4Sに輪を掛けて辛いです。
反発性は4Sには劣りますが硬いストリングというのは打っている時の爽快感が有り気持ちは良いですね!
スピン・ホールド・コントロール
スピン性能に関しては掛けに行かないとスピンは掛からない感じで 同じ8角形のRPMブラストと似た感じは有ります。
まだ多角形ストリングが少なかった当時としては抜群のスピン性能を誇った事でしょう!
硬いストリングですが飛び出しは早くなくグッと掴む感じは有りました。
無理に振りに行かなければコントロール性も問題無いレベルだと思います。
サーブ・ボレー・スライス
サーブに関しては硬いストリングなので4S程ではないですがスピードは出ます。
回転性に関してはスピンガットにしてはそれ程でもない様に思えます。
しかし多分これもスイングスピードに比例して振っただけスピードも回転も掛かるのではないのかな?と思いました。
ボレーは飛ばない分相手のボールの勢いを利用して当てに行くだけの方が良さそうです。
無理に弾かせようとするとコントロール性を失ってしまいました。
軽めのスライスは飛びません…これもしっかりとスイングしないと伸びて行きませんでした。
テンション維持
テンション維持ですが今現在 -5.9ポンド・3時間 と初日で既にガタッと落ちてしまいました。
まあ昔のポリストリングなので降下率はこんなものなんでしょうね。
多分テンションが落ちきるのも早いと思います。
当時のポリはこの様な物ばかりだったのでしょう。
テンション降下を抑えたポリを開発するのはもう少し後になってからですからね。
(最終的にテンション降下時間は -7.4ポンド・13時間 でした。
やはり落ちきるのは早かったです。
実は10時間も使用していないぐらいから既に殆どテンションが変わらなかったぐらいです。
このぐらいで交換して行かないと弾きが悪くなって手が痛くなってきます。
ストリングを切ってみた所いつもは『パンッ!!』と弾いてラケットが膨らむ感じがするのですが 今回はあまり膨らむ感じを受けなかったので それぐらい伸びきっていたのかな?と思います。)
類似品
バボラ RPMブラスト
硬さは違いますが ボールの軌道やスピンの掛かり具合 振ってこそ弾くといった所が似ているかなと思って選びましたが やはり打感の違いは異なってくるのでその点では似ていないです。
そういえばRPMブラストもテンション降下が激しかった様な気がしてテンション維持に関しては良くなかった様に思います。
当時のストリングならスパイキーシャークに似ている物も多かったのではないのでしょうか?
紹介
一生懸命打ってこそこのストリングの良さが出ますが コントロール重視でテニスを楽しむのも良いのではないでしょうか。
スーパースマッシュもそうでしたが当時のポリの打感や反発性はこんな感じだったのでしょうか?
キルシュバウム スパイキーシャーク 『故きを温ねて新しきを知る』一昔前のストリングですが一度試してみてください!
カラーはイエロー。
ゲージは1.25mm・1.30mmの2種類 ドイツ製です。
それではまたよろしくお願いします!